Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

中嶋 茜

タイ

行った者勝ちです!

中嶋 茜さん

農学部 農学生命科学科
留学期間:2017年 8月 23日 ~ 2017年 9月 1日
留学先:泰日工業大学

留学先大学について

 泰日工業大学は名前の通り日本と繋がりのある大学で、生徒は全員必修で日本語を学んでいます。ですから、大学構内の地図や階段など至る所に日本語が書いてあり、私達が日本人とわかると日本語で挨拶してくれる学生が多くいて居心地がよかったです。学食でメニューのタイ語が読めないときに通りすがりの学生が助けてくれることもありました。このように、タイ人の学生はみんな親切で接しやすく、困ったことがあると必ず助けてくれました。

学習面について

 タイの歴史や交通事情、食べ物、政治、タイ語の授業を受けました。また、工場見学やお寺、古代遺跡の見学をしましたがその中で一番印象に残ったことはマングローブの植林です。船に乗ってマングローブ林へ行き、野生のサルの群れに囲まれ泥だらけになりながら植林しました。日本では経験できないことなので、とても楽しかったです。私は農学部なので、この植林によって東南アジアの自然環境にも興味を持ち、これから調べていきたいと思いました。

生活について

 仲良くなった日本人学生、ホームステイのバディと一緒にいろいろな場所に出かけました。有名なカオサンロード、ウィークエンドマーケットは世界中から旅人が集まっていて歩いているだけで楽しめました。タイでの生活は水道水が飲めなかったり、道路が歩行者優先ではなかったりと日本と違う面が多くありましたが、あまり不便とは感じませんでした。ホテルのシャワーで数日間お湯が出なかったり、雨漏りしたことはいい思い出です。

留学で得たこと

 私はこの研修で大切な仲間を得ることができました。放課後に外に連れ出してくれた日本人学生達、日本通なタイ人のバディとその友達です。何か特別な体験をしたわけではありませんが、彼らのおかげで研修中の毎日のことは忘れられない思い出になりました。また、私はこの研修に参加するにあたって、将来の目標に近づくんだ、という強い意思を持っていました。しかしいざ研修が始まってみると、自分の思い通りに事が進まず、結局目標に近づくことのできないまま終わってしまいました。留学をすれば勝手に将来の目標に近づけるという考えが間違っていたことを知りました。この間違いに気づけたことは、私にとって大きな財産になったと思います。

後輩へのアドバイス

 この研修はタイという国を様々な角度から知ることができます。初めての海外でも大丈夫なので、迷っているなら参加するべきだと思います!